スワニルダのバレエライフ blog

日々バレエに関わる中で思う事を、綴っています。時には辛口な表現もありますが、(特にバレエ関係者の人は少々傷付く覚悟を持って)お読み頂けると嬉しいです。

ハゲないで!きれいなシニヨンの作り方とおすすめグッズ

タイトルでびっくりした方はいませんか?
ちょっと心配です。


でも実は、シニヨン(お団子)を作る際は少し気を付けないと
おでこの生え際が薄くなり、
どんどんおでこが広くなってしまうという心配があるんです。

レッスンなどで長時間髪の毛を束ねていることで
髪が一定方向に強く引っ張られる状況は、頭皮にとって良くありません。
これが原因で頭痛を引き起こす人もいます。

 

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一番良いのは、やはり前髪を伸ばす事だと思います。
前髪がある人・短い人は、かなりのジェルやスプレーを使って
前髪を強く引っ張り上げて、その上ピンもたくさん使わないと留まらないので
なにより見た目も美しくありません。セットに時間もかかります。
また時間が経つとぽろぽろと髪が落ちてきて目にかかり
何度もピンを指し直したり・・・
とにかくレッスンの邪魔になります。

 

前髪がポニーテールに十分届く長さだと、これらの問題が解消されます。
普段のレッスンでテカテカかっちりにする必要は無いですから
普段はジェルをさらっとつけて髪をまとめて、
仕上げにスプレーをするくらいで十分です。

 

 

せっかくなのでこの記事では、
美しいシニヨンの作り方をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

きれいなシニヨンの作り方

 

お団子がボサボサ、シューズも穴が開いていて
タイツには毛玉・・・
まさかこんな状態でレッスンしていませんか?
これでは表情も気持ちもしゃきっとしません。

 

きれいなお団子は、気持ち良くレッスンするために欠かかせません。
上手になりたいなら、まずは身だしなみをきちんと整えましょう。

 

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ポニーテール

まずはきれいなポニーテールを作ります。
ポニーテールの高さの目安は、この写真を参考にしてみましょう。

あごと耳を線でつないで、さらにその延長線上にお団子がくると綺麗です。
横から見ると、首が長く見えとてもすっきりとしたラインですね。
小顔効果も期待できますよ。

 

くしで髪をとかして表面を整えながら
ポニーテールをぐっと高い位置に持っていきます。
前髪、もみあげ、うなじ(首の上)も
ジェルやヘアスプレーでしっかりまとめます。
ヘアスプレーはハードタイプを使用しましょう。

 

 

 

 

が、最初に説明したように
前髪はあまり引っ張りすぎないように注意します。
おでこが広くなったり顔が引きつってしまいます。


ただし、アゴムはなるべくきつく縛りましょう。
「前髪をきつく引っ張る」は、「ポニーテールのゴムをきつく縛る」
とはイコールではありません。


頭のてっぺんは、ボコッとしない程度に
少し余裕をもたせて大丈夫です。
しかしポニーテールのゴム=基盤 がゆるいと
おだんごもゆらゆらしてしまいますから、
ここはしっかり締めるというわけです。


アゴムのおススメは
引っ張るとすぐに切れる、最初から輪っかになっているものより
紐状のよ~く伸びるタイプがおすすめですよ。
輪っかのゴムで慣れている人は練習が必要ですが、
アゴム自体は100円ショップでも手に入ります。
というかこれが一番おすすめです。



 

 

 

ネット

 

ネットは、網目の荒いものは
一重(一枚)だと髪の毛がぴょんぴょん出てしまいます。
かといって網目がしっかりしているタイプのネットは
あまり横に広がってくれません。


そこでおすすめは、
網目はやや大きめだが、線が細く
横に十分広がる柔らかいもの

これを二重にするのが良いでしょう。

 


 

 

髪の毛は、ポニーテールのゴムの真上を避け
ゴム(中心)の周りに巻きつけるようにします。
そしてネットをかぶせたらなるべく平らに潰してください。

 

 

 

ピン

 

高めのしっかりしたポニーテール
平らなお団子ができたら
いよいよこれをピンでとめていきます。

お団子を作る時はなるべく平らに、
後頭部に密着させるようにしましょう。

 


 


ピンは使いやすいもので良いと思いますが
Uピンを使っている人が多いですね。
少しうねうねしているものや
ざらざらしているものはするっと抜けにくくおすすめ。


平らなお団子が変形しないよう
反対側の手のひらでお団子を抑えながらピンをさしていきます。
後ろから見て、頭の中心にあり
まんまるにできると綺麗です。


髪の毛の長さ量にもよりますが、
直径10cmくらいのお団子が出来たとして
使用するピンは12本くらいを目安に
放射線状に均等にさしてみましょう。

 

良く見かける
頭の横に丸いおにぎりがぶら下がったようなお団子は綺麗ではありません。
しかも少し回ると取れたり、ぶらぶらします。
このようなやる気のないお団子は、
例え本人にやる気があったとしてもそうは見えません。
病院の受付の人がしているお団子とバレエのお団子は別物です。

 

 

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綺麗なお団子チェック表


さて、お団子の練習ができたら写真を撮って自己評価をしてみましょう。

 

☑横から見て後頭部に密着するように平らに出来ましたか?
☑ポニーテールの中心(ゴム)はぐらぐらしていませんか?
☑お団子の位置は、あご、耳のラインの延長線上にありますか?
☑後ろから見てお団子がきれいな○まるの形になっていますか?
☑前髪、もみあげ、うなじもジェルでしっかりまとまっていますか?
☑前髪を引っ張りすぎて顔が突っ張っていませんか?
☑ピンは跳び出ていませんか?

 

 

 

これが全てクリアできたら
とっても綺麗なお団子に仕上がっている事と思います。
レッスンのやる気もアップして、先生にも褒めてもらえるでしょう。
小学校高学年以上になったら、自分できれいなお団子が出来るよう
家でも練習してみましょう。

  

 

綺麗なお団子と身だしなみで
楽しいレッスンを!


それでは。