スワニルダのバレエライフ blog

日々バレエに関わる中で思う事を、綴っています。時には辛口な表現もありますが、(特にバレエ関係者の人は少々傷付く覚悟を持って)お読み頂けると嬉しいです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

良いバレエ教室・指導者の見極め方 (保護者向け)③

バレエ経験が無い方でも良いバレエ教室を見極められるチェックポイントまとめ 第三章です。 ①や②と合わせて是非ご覧ください。 4:スタジオの広さと人数 お教室の見学や体験に行ったら以下の事に注意してスタジオを見渡してみましょう。 ☑天井が高く広々とし…

バレエダンサーの身体の条件 【つま先と甲】

今回はバレエにつきない身体の悩みと共にそれらにどのように向き合っていったら良いかお話していきたいと思います。 バレエは非常に特殊な技能です。「頑張ればなれる」他の職業とは違い才能やセンス、運動神経の他生まれつきの身体の条件が将来の可能性を大…

バレエ教室の主宰者とアシスタントの関係

ベビーシッター扱いなのか若いアシスタント(学生)に幼児クラスを任せる教室があります。 クラスが多くなると主宰者一人で全てのクラスを教える事は難しいのでアシスタントを雇うこと自体何もおかしい事はありません。 しかし問題はそのアシスタントは何者な…

良いバレエ教室の見極め方とお金事情 (保護者向け)②

子供にバレエを習わせたいバレエ教室に移籍をしたい方のために良いバレエ教室・指導者を見極めるためのチェックポイントをまとめました。 第一章をご覧になっていな方は是非こちらを先に読んでみてください。ちなみに第三章まであります。 balletblog.hatena…

良いバレエ教室・指導者の見極め方 (保護者向け)①

特に自分がバレエをやったことのない親だと良いバレエ教室を見極める事は大変難しいでしょう。 特殊な習い事なのに試験や免許・資格が無くとも誰でも教室を開く事が出来ますから判断基準が非常にあいまいです。 その事実を知らなければ「とりあえず一番近い…

日本に多い「自称ダンサー・実はフリーター」②

最近は、小・中学校の受験などのタイミングでバレエを辞めてしまう子が沢山います。 バレエ関係者としては少し複雑な思いですが 正直なところ「うん、辞めて良かったかも」と思ってしまう自分もいます。 「いやいや、お宅の子相当の天才児だよ!私が責任を持…

日本に多い「自称ダンサー・実はフリーター」①

前章ではバレエダンサーとして自立して生活することの難しさ、厳しい現実についてお話ししてきました。 一方で毎月自立して生活できるだけの給料が出るバレエ団に所属しているわけではないけど毎日バレエ漬けの生活を送っている人、いますよね。 学生では無…

正しいダイエット出来ていますか?

細くてしなやかな身体の維持・・・バレエダンサーが現役でいる限り向き合わなくてはならない問題です。 特に成長期の女子にとっては非常に深刻な悩みです。 あなたは正しいダイエット出来ていますか? 私は栄養士でも専門家ではありませんからこれが正しいと…

海外に行きたいなら、細かい事は気にしない

真剣にバレエをやっていれば誰もが1度は海外に憧れるバレエ界。 その理由は前章のブログでもご紹介してきました。 今回は「海外が合う人」「海外が合わない人」の違いは何か、を考えてみました。 バレエに限らず海外で生活する人には共感できる事かと思いま…

あなたのヴァリエーション、ラジオ体操になっていませんか?

国内のバレエコンクールは年々新しいものが出来日々進化しています。 バレエコンクールには年齢や性別ごとに部門が設けられていますが今は小学校低学年だろうとトゥシューズで踊らせるところもあるのですね。 このようにコンクール主催者側があたりまえのよ…

海外のバレエ団を目指す皆さんへ

前章の「日本のバレエダンサーの厳しい現実」でも少し触れましたが 海外と日本を比べた時バレエ環境、バレエ教育バレエ団事情は大きく異なります。 海外のバレエ団の多くは教えやその他のバイトなどをすることなくダンサーとして舞台に立つ事だけを仕事とし…

海外のバレエ留学を目指す

前章「日本のバレエダンサーの厳しい現実」でもお話ししたように、日本のバレエ団は入団したからと言ってそれだけで生活するのは難しいでしょう。 ならばと海外のバレエ団に入るという夢に向け少しでもチャンスを広げるために十代の頃から留学するという手も…

日本のバレエダンサーの厳しい現実

日本国内にプロのバレエダンサーはどれくらいいるのでしょうか。 ここで私が言う「プロのダンサー」とはバレエ団員のことではありません。踊り一本で食べていけている人のことです。 バレエの教えや他でのバイトもせずに純粋に踊る事だけで、ということです…

進化するSNS。生徒の安全を第一に考えた投稿を!

今回は私がいつもフェイスブックやインスタグラムを見て疑問に思うSNSへの投稿についてです。 ばっちり生徒の顔や名前まで掲載されていますが安全なのでしょうか? SNSを駆使してガンガンスタジオの宣伝したい気持ちは分かりますが・・・ スタジオの住所が公…

ご挨拶

こんにちはスワニルダです。 バレエに関して本音でブログを書くにあたり、このニックネームで投稿したいと思います。ざっくりの経歴は、某国立バレエ学校留学某海外バレエ団にて団員として活動 あとはご想像にお任せします... さて今回は、日々バレエと向き…

バレエを習う子供を持つ親へ

地元で良いバレエ教室が見つかり 素晴らしい指導者のもとで 我が子がレッスンを受けられたら それはとてもラッキーなことです。 ただ、モンスターぺアレンツならぬ指導者につっかかって口を出す親もいるそうです。 「うちの子はいつになったらトゥシューズを…

バレエを知らない指導者、バレエしか知らない指導者

学校や幼稚園の先生になるには資格や免許が必要ですね。そのために人は学校へ行ったり、必死で勉強をします。 しかし バレエ教室はどうでしょうか。 私の知る限り日本でバレエの先生になるのに試験も資格も免許もありません。(要りません) 経歴だって バレエ…

バレエ教室と指導者の責任

今回はバレエに関わる日々の生活の中で感じる「指導者の責任」についてお話したいと思います。 少し前の事になりますが、コンクール会場で見たあの異様な光景が忘れられません。私がバレエ団を退団し、帰国して間もない時の事でした。 異様な光景と言っても…